校長室だよりNO154

 昨日は愛知県の中学校で、中学3年生の男子生徒が、同学年の男子生徒から腹部を包丁で刺され、搬送先の病院で亡くなるという悲しい事件が起きました。逮捕された生徒は、いじめられていたという趣旨の供述をしているようです。二人の間に何があったのかは、これからわかってくることとは思いますが、相手を刺すほど強い憎しみを抱いていたことを、実行に移す前に誰か信頼できる大人に相談できなかったものかと思ってしまいます。二人にとっても家族にとっても、周りの人たちにとっても最悪の結末になってしまったことがとても悲しいです。亡くなられた方のご冥福を祈るばかりです。

 さて、第八小学校では、11月15日から12月10日までは、秋の読書月間です。「読書すごろく」にチャレンジしたり、先生たちのおすすめの本を図書室に掲示したり、通常よりも貸し出し冊数を増やしたりして、本に親しむように工夫をしています。校舎内をまわっていると、食育コーナーの掲示物のところに、本物の「トチノミ」が袋に入って飾ってありました。その側に「読書月間と食育で楽しもう物語の世界」というタイトルで、3年生の国語の教科書にのっている「モチモチの木」の内容が書かれていました。

 秋になるとちゃいろいピカピカにひかった実をいっぱいふりおとしてくれる。その実をじさまが木うすでついて、石ウスでひいてこなにする。こなにしたやつをもちにこねあげて、ふかしてたべると、ホッペタがおっこちるほどうまいんだ。

 主人公の豆太が大好きなこのモチ、モチモチの木と名付けた木は、トチノ木のことと言われています。あまり見かけないので、その実である「トチノミ」自体、見たこともない子が多いでしょう。でも実際に見てみると、栗やドングリよりも固そうで、食べるのには大変なことがわかります。誰が飾ったかのかなと聞いていたら、保健の先生が、出かけた時にトチノ木を見つけ、トチノミがあったので、いくつか拾って飾ってくれたことがわかりました。本物を見ることで物語の世界を身近に感じることができると思います。とても小さなことのように思いますが、子供たちのことをよく考えて飾ってくれたことをとても嬉しく思います。どうも有難う!

更新日:2021年11月25日 14:18:02